間食で太る│間違った太る方法

痩せていない人にどうやれば太れるの？と聞くとまず多く聞くのが間食です。

痩せすぎていて太れない人は普通の人に比べて食べる量が少ないので、量を増やせば太るという理論ですね。

たしかに痩せている人の多くは食べる量が少ないのも事実ですが、普通の体重の人と同じように食べていても太れない人もいます。

普通の人と食べる量が同じで太れないのに、ただ間食をするだけで体重は増えるのか。

痩せすぎの人が体重を増やすのはそんなに単純なものではありません。

たしかに胃が弱く一回の食事であまり量を食べられないという方は食事を何回かに分けてする事は有効ですが、間食としておやつなどの甘いものを食べるのはあまりお勧めできません。

痩せすぎの人は糖尿病の危険性があるからです。

糖尿病というのは太っている人がなりやすいというイメージですが、実は日本人の糖尿病（２型糖尿病）の半数以上は標準体重以下の痩せ型の人がなっています。

なぜかというと、痩せすぎの人はインスリン感受性（インスリンの働き）が低いことが考えられます。

通常の体は甘いもの（糖質）を食べると血液中でブドウ糖になり、甘いもの（糖質）を食べることでインスリンが分泌され、インスリンがブドウ糖を血液から脂肪へと変えていく働きをします。

これが通常の太るメカニズムなのですが、痩せすぎの人はインスリン感受性が低いことにより、血液中のブドウ糖をうまく脂肪へと変える事ができずに血液中のブドウ糖の濃度が高くなってしまい糖尿病になってしまうのです。

また、間食などをする事で本来の食事の量が減ってしまうこともありますので、太りたい方は間食などはなるべく控えましょう。

どうしても間食をしたい場合は食事と食事の間に糖質の低いおやつや血糖値の上がりにくい果物などを食べると良いでしょう。